hakari contemporaryでは、広島を拠点に活動する諫山元貴の個展「Dolly」を開催します。諫山はこれまで、マネキンや大量生産された土産品などをモチーフに、複製物にオリジナリティを付与する作品を制作してきました。このような作品群に通底するのは、クローンやアンドロイドにまつわる倫理なき科学技術の発展と、その先にあるはずの取り替え可能になった人間の身体についての諫山の未来観です。本展では鵜尾佳奈(愛知県美術館学芸員)をキュレーターに迎え、複製とオリジナリティをテーマに、世界で初めてクローニングに成功した羊のドリーにまつわる新作を中心としたインスタレーションを展開します。

助成:Art Collaboration Kyoto 実行委員会