『デザイナーの”木”づかい展』では、”木”をマテリアルとした家具を「Redesign(再設計)」したプロダクト約20点を展示販売します。”木”は家具の定番素材でありながら、デザイン次第で様々な一面を見せる素材の一つです。乾三郎、ピエール・ジャンヌレ、フランク・フェルルクランケン、長坂常など、世界的デザイナーによるヴィンテージ家具のトップピースからアノニマスデザインのヴィンテージピース、現代作家によるコンテンポラリー作品まで、国内外で活躍する多様なデザイナー陣による「”木”づかい」をお楽しみいただけます。
 
 カンパーナ兄弟の木くずを接着した椅子(2003年作品)や、カスパー・ハーマッハの倒木が燃え完成する椅子、ブルータリズムの建築家ユリアン・ランペンスに師事したフランク・フェルルクランケンが自邸のために設計したダイニングセット(1991年作品)など、サスティナブルな思想でデザインされた過去の作品などもラインナップ。椅子は実際に試座し、椅子の質感、素材感、強度なども体感いただけます。※試座の際はスタッフへお声掛けください。
 
これまで多様なバックグラウンドを持つデザイナーが、”木”という素材に真摯に向き合い、自然素材の特性と格闘しながら新たなデザインや技法を生み出してきました。その結果多くの名作が誕生しましたが、彼らの独自の視点と技術を通じて世に送り出されたデザインは、次世代のデザイナーにより再設計、再解釈、再構築されさらなる進化を続けています。木という家具の定番素材を使用し生み出された革新的な家具を通して、木の新たな魅力とデザイナーによる「”木”づかい」をお楽しみいただければと思います。
 
※11月22日(金)以外の平日はアポイント制で見学可能です。参加希望の方はイニシャルジャパンまでお電話ください
 
平日アポイントお問い合わせ先:株式会社イニシャルジャパン(担当:横山、志摩)/03-6807-0554