笠間日動美術館は、和田英作が描く「近江石山寺紫式部」をはじめとする歴史画や、熊谷守一や中川一政など軽妙な文字で人気を博した洋画家たちの書画を数多く所蔵しています。私たちが日本人であることをより実感する新年を迎え、 本展では日本の歴史や四季の移ろいを捉えた書画や絵画を一堂に会します。
さらに、令和5年に惜しまれつつ他界した記録写真家 柳下征史の写真を展示します。歴史画や画家たちの個性的な書画、そして茨城の原風景を写し出す柳下の写真に、「日本の美」を再発見していただければ幸いです。