大垣市の所蔵する美術品コレクションを、毎回さまざまなテーマで紹介する展覧会。
 2024年度は、『源氏物語』を題材とした版画・日本画・工芸などの作品を紹介します。『源氏物語』は今から 1,000 年ほど前、平安時代中期に完成した日本最古の長編小説です。物語で描かれた風景には、登場人物の心情や和歌、テーマが投影されており、情緒ただよう美しいものになっています。
 本展では、桑原隆一(大垣市出身)によるシルクスクリーン作品『源氏物語千年紀想』全 54帖を紹介するとともに、物語に関係する季節や自然、動植物などにちなんだ絵画や工芸などをあわせて展示します。
 物語を彩る自然が醸しだす情感ただよう美しさは、作品を通して、どのようにあなたの心にうつるでしょうか。