10年前に画家を目指した少女であった私たちは、夢と現実の間に揉まれながらも歳を重ね、働き続け、三十路を迎えた今でも自室をアトリエにしながら自分のために絵を描き続けています。たくさんの作品をつくり、消費していたあのころの汗と涙は、私たちの糧となり、新たな日々を生きるエネルギーとなりました。夢を追いきれなかった全ての人が、自分の微光を抱きながら明日も生きていけることを私たちは祈っております。 皆さまのお越しを心よりお待ちしております。(黒崎茜/高柳有香)