ISSEY MIYAKE KYOTOのKURAではKURA展「GLOSSY LINEN」を開催します。

HaaTが手掛けるテキスタイルから、職人技と素材の魅力が際立つ「GLOSSY LINEN」をご紹介します。
日本三大綿織物産地のひとつ、静岡県・遠州。天竜川の豊かな水と温暖な気候に恵まれたこの地域では近年、リネンの生産も盛んに行われています。京都で紡がれたリネン糸を用い、遠州で織り上げたGLOSSY LINENは、経糸と緯糸に異なる色を重ねることで、光の角度によって表情が移ろう、玉虫色のような美しい光沢を生み出しました。
リネン糸は耐久性にばらつきがあり、また伸びが少なく切れやすいため、織り上げる際には高度な技術と細やかな配慮が求められます。GLOSSY LINENは、熟練の職人が織機の速度をゆっくりと抑え、丁寧に時間をかけて織り上げることで、繊細で美しい仕上がりを実現しています。仕上げにはタンブラーワッシャー加工を施し、リネン特有の立体感と豊かな風合いを一層引き立たせました。

本展では、織り上げられたままの生地が持つ素材本来の魅力と写真家・高木由利子氏によるビジュアルを通じて、GLOSSY LINENの迫力ある表情をご紹介します。奥ゆきのある色彩と、力強さの中に息づく繊細な質感を、ぜひ間近でご体感ください。