この度、⼤阪府⽴江之⼦島⽂化芸術創造センター[enoco]では、「黒⽥⼤スケ個展 天幕のためのプラクティス」を開催いたします。
黒⽥⼤スケはこれまで、社会のなかに佇み、忘れられ、無視された幽霊のような存在を調査やフィールドワークを通して⾒出し、映像やインスタレーション作品として制作してきました。近年は特に近代彫刻に関する調査をもとにした映像作品に⼒を⼊れて取り組んでいます。
EXPO2025⼤阪・関⻄万博に合わせて開催される本展は、黒⽥が昨年から⾏ってきた⼤阪の公共空間にある彫刻作品の調査を基に制作された映像作品を中⼼に構成されます。また、当センターが収蔵する⼤阪府のコレクション「⼤阪府20世紀美術コレクション」についても黒⽥のこれまでの活動と関連付けて取り上げるなど、本展覧会を通して⼤阪の歴史や街と芸術との関係について考え、問い直すことのできる機会となっています。
「⼤阪」という⼤きな⾔葉が象徴するものの下に忘れ去られてしまった存在は、いま何を語り、どのような姿を私たちに⾒せてくれるでしょうか。皆様のご来場を⼼よりお待ちしております。



【概要】

黒⽥⼤スケ個展 天幕のためのプラクティス
会 期|2025年4⽉12⽇(⼟)〜6⽉1⽇(⽇)※⽉曜休館
時 間|10:30〜18:00
会 場|⼤阪府⽴江之⼦島⽂化芸術創造センター[enoco]4Fルーム1, 2, 3
⼊場料|無料
主 催|⼤阪府⽴江之⼦島⽂化芸術創造センター [enoco]
助 成|
公益財団法人花王芸術・科学財団 京都芸術センター制作支援事業



【アーティスト・プロフィール】

黒⽥⼤スケ(くろだ だいすけ)
1982年、京都府⽣まれ。広島市⽴⼤学⼤学院博⼠後期課程修了。2019年〜2020年⽂化庁新進芸術家海外研修員(フォートワース、アメリカ)。帰国後は京都を拠点に制作活動を⾏う。社会の中に佇む幽霊のような忘れられた存在に注⽬し、近年は彫刻に関するリサーチを基に、近代以降の彫刻家やその制作⾏為をモチーフとした映像作品を制作。主な展覧会に「第7回昌原彫刻ビエンナーレ2024『silent apple』」(昌原、韓国、2024)、KYOTO EXPERIMENT「Echoes Now」(京都芸術センター、京都、2024)、「art resonance vol.01 時代の解凍」(芦屋市⽴美術博物館、2023〜2024)、「コレクション・ハイライト+コレクション・リレーションズ[村上友重+⿊⽥⼤スケ:広島を視る]」(広島市現代美術館、2023)、「湖底から帆」(なら歴史芸術⽂化村、2023)、「DOMANI・明⽇展 2022-23」(国⽴新美術館、2023)、「あいち2022」(常滑⻘⽊製陶所、2022)などがある。


【関連イベント】

◎対談「⼤阪を歩く」
ゲストに松岡剛⽒をお迎えし、展⽰作品についてざっくばらんにお話しします
講師:松岡剛(広島市現代美術館主任学芸員)× 黒⽥⼤スケ
⽇時:4⽉20⽇(⽇)13:30〜(15:00終了予定)
会場:2Fルーム8
定員:30名(要事前申込)
参加費:無料


3/1(⼟)10:00より申し込み受付開始
◎⼤阪の彫刻と歴史をめぐるツアー
⼤阪市内の象徴的な彫刻を作家とめぐります
講師:黒⽥⼤スケ
⽇時: 5⽉4⽇(⽇)10:00〜12:00
場所:中之島周辺(集合場所・詳細はお申し込み後にお知らせします)
定員:20名(要事前申込)
参加費:無料


◎アーティスト・トーク
講師:黒⽥⼤スケ
⽇時:5⽉25⽇(⽇)13:30〜(15:00終了予定)
会場:2F ルーム8
定員:30名(要事前申込)
参加費:無料



【イベント申し込み⽅法】

各イベントにはトップ画像にある⼆次元コードまたは以下のenoco 展覧会ウェブサイトからお申し込みください(申し込み開始⽇:2025年3⽉1⽇(⼟))。
フォームからの申し込みが難しい⽅は電話にて受付します(電話:06-6441-8050)

★関連イベント申し込みフォーム:
https://docs.google.com/forms/d/1xvDqw3HYUA_V_oh2NG90VzhjpRi-fFidij07Ws7bA9A/