「北川原温 時間と空間の星座」は、中村キース・ヘリング美術館を設計した建築家・北川原温(1951-)の美術館における初個展です。北川原氏は、渋谷の映画館ライズ(1986)で都市の虚構性を建築に表現し、その後も独創的な建築を生み出し続け注目を集めてきました。 
 本展では北川原氏の創作のソースを「星」、建築を「星座」に見立て、その方法論や生成の過程を探ります。中村キース・ヘリング美術館を構成する6つの要素「さかしまの円錐」「闇」「ジャイアントフレーム」「自然」「希望」「衝突する壁」を軸に、模型や資料を通じて建築のプロセスを紹介。さらに、隣接するホテルキーフォレスト北杜では五感を通じた体験型の展示、JR小淵沢駅では八ヶ岳山麓のプロジェクトと地域の魅力を紹介します。本展を通じて、中村キース・ヘリング美術館をはじめとした北川原建築を歩むことにより北川原氏の「宇宙」に迫る体験を提供します。