小枝繁昭(こえだしげあき、1953年~)は、何気ない日常や自然との交感をもとに、四季の花々の繊細な表情を捉え、写真と絵画が融合した実験的な表現によって国際的に知られる美術家です。内外の美術館には小枝の代表作がコレクションされています。
2003年からは 100種の花にちなんだ「花-眼差しのあいだ-」プロジェクト(~2022年)がすすめられ、それぞれの作品にはモチーフとなった花の名前が冠せられています。
本展では、これらの「花」シリーズの中から選んだ代表作を紹介するとともに、絵画への傾倒を一層深めて創作を続ける小枝繁昭の多面的な芸術の秘密に迫ります。
四季折々の花を愛で、園芸を愉しむ人びとにも興味深いオススメの展覧会となっています。