2025年に生誕220年・没後150年を迎えるデンマークの作家ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805-1875)が残した物語は、今もなお、たくさんの人に親しまれています。
いわさきちひろは、アンデルセンの物語を題材にした作品をくりかえし描きました。
絵本、絵雑誌、童話集、紙芝居などさまざまな媒体で、描くたびに画材や構図などに工夫を重ねました。現存するだけでも850点を超えるそれらの作品からは、ちひろがアンデルセンの世界を豊かに思い描いていたことがうかがえます。
ちひろはアンデルセンのどんなところに惹かれていたのでしょうか。ちひろの絵やことばを通してその魅力に迫ります。