「本展では、少女と日本の神々、人形や骸骨、妖怪などが多く登場します。少女たちを生の象徴として、神々・人形・骸骨や妖怪などを死や無常の象徴として描くことで表現しています。」(島﨑良平)

作家は、浮世絵の伝統的な技法、構図、モチーフ等を歴史に学びつつ、自身の目に映る浮世(憂き世)、日々の生活での気づきや感情、個人的な情欲などを独特のユーモアや見立てなどを含んだ表現で描き出します。
近年はより強く「生と死」を意識し、生の儚さを噛みしめながらも独特な感覚で笑いに変えることで前向きな気持ちに昇華し、死に向かい変化していくからこその女體の美しさを表現することを目指します。