30年に及ぶ沖縄暮らしを終えて、長尾先生が京都に帰還されました。
それを記念して「染・清流館」で大作の個展が開催される時に合わせ、小品展を企画いたしました。当画廊では4度目の個展となりますが、先生の大胆にして繊細な作風は、小品の中にも変らず表現されています。何卒御高覧いただきたく、ご案内申し上げます。              
               ギャラリーヒルゲート



長尾 紀壽(Norihisa Nagao)
1940年 岡山市生まれ
1964年 京都市立美術大学(現、芸術大学)卒業
  新匠工芸会に初出品(’16年退会)し、稲垣賞4回(’91’95’03’12)、新匠賞(’98)
1966年 同大学専攻科修了
1994年 現代の型染展(東京国立近代美術館、工芸館、収蔵)
     全国公募・染アート展・優秀賞(京都市美術館)
1995年 沖縄県立芸術大学教授就任
     第5回染・清流展(第7回・22回を除き、現在まで出品)
1996年 京都工芸作家協会展奨励賞(’02記念賞)
1998年 京展市長賞
2000年 岡山シンフォニーホール個展
2005年 沖縄県立芸大退官記念展(県立芸大資料館他/沖縄)
2007年 田島征彦、長尾紀壽 祭りを染める二人展(染・清流館)
2011年 長尾紀壽展「祀りから沖縄へ」 (佐喜眞美術館/沖縄・熊本市現代美術館)
2012年 第46回沖縄タイムス芸術選賞大賞
2013年 京都工芸の精華展(長野高遠美術館・京都中信美術館・ベトナム)
2014年 絵本『てるてるひめ』出版記念原画展(ヒルゲート:京都・大阪・沖縄)
2015年 「京に生きる琳派の美」(京都文化博物館、日本橋高島屋)
2016年 「京都工芸の精華」(京都高島屋、広島たけはら美術館、中信美術館)
2018年 長尾紀壽作品展「沖縄四半世紀・型絵染の世界」(佐喜眞美術館)
2019年 京都の染織「1960年代から今日まで」(京都国立近代美術館)
     工芸京都「京都精華展」(京都中信美術館) 巡回展(ボストン)
2020年 紺綬褒章
2021年 京都工芸美術作家協会75周年記念展(京都文化博物館)巡回展(東京/松坂屋)
2022年 個展「かけら」(沖縄・ギャラリーアトス)
2025年 「長尾紀壽展-祭祀、沖縄の自然・文化・営み」(染・清流館)
現在  京都工芸美術作家協会会員、作家集団「工芸京都」同人
    向日市物集女町在住
収蔵  東京国立近代美術館・工芸館、京都国立近代美術館、
    沖縄県立美術館・博物館、佐喜眞美術館、染・京都清流館、
    熊本市現代美術館