福井藩祖・結城秀康は徳川家康の二男として生まれ、羽柴(豊臣)秀吉の養子となり、さらに関東の名族・結城家を継承した人物。関ヶ原の戦いに際し、秀康は関東周辺の徳川家に味方しない勢力を抑えます。その功績が評価され、秀康は越前一国を支配する大大名となり、北庄城(福井城)とその城下町を築くなど現代の福井市街地の原型をつくりあげました。また、のちに秀康の子どもたちも大名となり、親藩の名門として最盛期には一族全体で100万石を超える領地を支配しました。
本展では、北陸新幹線福井駅開業と結城秀康生誕450周年を記念し、多くの資料をもとに後世にも影響を与えた秀康の生涯についてご紹介します。