美術家 オチ・オサム(1936-2015)は、福岡を拠点とする前衛美術グループ「九州派」のメンバーとして活動し、晩年まで孤高の存在として内から湧き出るビジョンを表現し続けた作家です。1950年代末にアスファルトや日用品を表現の素材として見出し、当時の美術界に新風を巻き起こしました。1960年代後半からは渡米経験を経て、独自の絵画空間を作り出しました。本展は、九州派時代から晩年までの作品・資料約180点を紹介し、幅広い活動をたどる、美術館初の試みです。[美術館サイトより]