暑すぎる夏に、ギャラリーわらねでは植田工の個展を開催します。
エネルギッシュに作品を作り続ける植田工。ギャラリーわらねでは初めての個展、ほぼ新作での開催です。 藁屋根の古民家ギャラリーのゆったりした時間と、スピード感やグルーヴ感も感じる現代絵画とのギャップと融合。それらが相まみえる展示をご期待ください。

「ソの森をカけヌける」 植田工

宇宙の大きさや宇宙の時間のような壮大なスケールをイメージすると、人と蟻に生き物としてどれほどの差があるんだろうかとよく思います。夏目漱石の『草枕』を読むとなんだか救われる気持ちになります。

人工知能やロボットというのは人間の再現を目指しているのかなと呑気に構えていたら、どうも人間の手に負えない展開を見せてきそうな気がしてきました。人間の社会環境とそのシステムのとんでもない潮目の変化の中にいるような感じがしてきます。

この大気の下の循環の中で人間として生きているという事態はなんだろうと思いますが、この身体をもった生き物の現実としてその時々に一回だけしか感じられないことが奇跡のようにも思えます。
この生き物としての命を記することがいつかまたべつの命につながればと想いマス。


プロフィール  植田工  Ueda Takumi
1978 年 東京都生まれ。 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業。東京芸術大学大学院美術学部美術解剖
学 修了。 (株)オリエンタルランドを退職後、科学者・茂木健一郎氏に師事しアーティストとしての活動を始める。2017年独立。 絵画、イラスト、デザイン、映像、コラムなど様々な表現を展開している。
Artcollective”GAZO”メンバー。

1978 年 東京都生まれ。
2005 年 東京芸術大学 絵画科油画専攻 卒業。
2007 年 東京芸術大学大学院 美術解剖学専攻 修了。
2012 年 「Creativity continues」 Rise Gallery (碑文谷/東京)
2015 年 個展「Maria」RiseGallery (碑文谷/東京)
2018 年 池上高志+植田工《マリア、人工生命、膜、魚》青森トリエンナーレ(ACAC/青森)、日本科学未来館
(お台場/東京)へ出展。
2019 年 渋谷アロープロジェクト(JR山手線高架下)壁画作製、アトレ目黒店内にて壁画作製。
個展「植田工務店」GALLERY 準備中 (鷹番/東京)
2020 年 個展「フランダースの犬の事など」CAPSULE (三宿/東京)
2021 年 個展「Wander」AKIO NAGASAWA GALLERY(青山/東京)
2022 年 個展「infantile 」A/D GALLERY(六本木/東京)
個展「On Underlying Images 」調理室池田(川崎/神奈川)
2023 年 個展「Punctuation Marks 」FOAM CONTEMPORARY (銀座/東京)
個展「ある風景の中にある風景」ある風景 (湯布院/大分)
2024 年 個展「Among The Daughters Of The Air」六本松蔦屋書店(六本松/福岡)
個展「Cultivate_ウラハラに耕されるもの」YOD TOKYO (原宿/東京)
2025 年 個展「Fixpoint」六本木蔦屋書店(六本木/東京)
個展「13年ののち_from学芸大学to anywhere」Rise Gallery (碑文谷/東京)

書籍
『生命のサンドウィッチ理論』文・池上高志、絵・植田工 (2012年 講談社)
『植田工の展覧会のミカタ』文・絵 植田工 (2021年 オデッセー出版)