江戸幕府を開き、天下太平の礎を築いた徳川家康。彼は元和2年(1616)、駿府城で75年の生涯を閉じ、その亡骸は遺言により久能山(静岡市)へ移されました。久能山上に創建された久能山東照宮には家康所用の甲冑や晩年のくらしの中で使用した品々が伝来しています。
また、歴代将軍家の厚い崇敬を受けた同宮には、将軍が奉納した武器・武具のほか、歴代将軍直筆の書画類などが所蔵されています。
本展では、こうした貴重な宝物の中から、国宝2件、重要文化財31件を含む選りすぐりの名宝約100点を展示します。徳川将軍ゆかりの美術工芸品を通じて、江戸時代の武家文化の精髄をぜひご堪能ください。
会期:9月12日(金)~11月9日(日)
※前後期展示替えあり、前期9月12日(金)~10月5日(日)/後期10月7日(火)~11月9日(日)