古代エジプトの古美術品が日本に初めて伝わったのは、明治時代のこと。以来、エジプト文明は私たちを魅了し続けてきました。本展は、古代エジプトのユニークな美術工芸品の数々、ミイラを収めていた棺や副葬品、装飾品など合わせて約280点を、「生活」「信仰」「埋葬」といった切り口から紹介します。考古学的調査の成果も踏まえながら、古代エジプトの人々のくらしや独特の信仰、造形美術を間近にお楽しみいただきます。

下関のある中国地方は、古代エジプト・コレクションの知られざる「宝庫」でもあります。100年あまり前、日本に古代エジプトを紹介した人々の活動にも、収集品や記録資料から光を当てます。中国地方のエジプト・コレクションを起点に、古代エジプトのふしぎを発見する旅に出かけましょう!