大崎市民ギャラリーでは開館以来、美術が身近なものであることを伝えるため、美術と生活との関わりをテーマとした独自の企画展を開催してきました。今回は、常に生活の中にあふれている「音」と「形」をテーマにした展覧会を開催します。

絵画を見て音楽が聞こえる気がする、あるいは音楽を聞いて情景が浮かぶといった体験をしたことはないでしょうか。このような音から形を、形から音を想像する感覚は、無意識のうちに生活の中のさまざまな場面で生かされ、生活に潤いを与えているのです。

この展覧会では、音だけではなく見た目の美しさを重視した楽器や工芸品、音を視覚的に表現し体感する彫刻、リズムやメロディを感じる絵画など、音の楽しさと形の美しさ・おもしろさの融合を追求した作品を紹介します。「音」を通じて形を体感し、「形」を通じて音を楽しむ展覧会です。