金沢ゆかりの仏像を一堂に展示
金沢の仏像を通して日本彫刻史を知る

 現在、神奈川県立金沢文庫が所在する神奈川県横浜市金沢区は、かつて「武蔵国六浦荘金沢」と呼ばれ、中世には都市・鎌倉の外港として栄えました。そして近世には金沢の内海の名勝は、金沢八景と称され、風光明媚な景勝地として多くの人々が訪れました。
 本展覧会では、金沢の内海周辺に建立された由緒ある寺院と、そこに安置された仏像を通して、中世金沢に展開した寺院の実態や、その後の金沢八景を中心とした巡礼寺院としての位置づけなどを明らかにしようと思います。