中島英樹(1961‐2022)は、雑誌『CUT』、音楽家 坂本龍一の書籍やCDジャケットをはじめ、幅広い分野で数多くのアートディレクション及びデザインを手がけてきました。ニューヨークADC金賞のほか、国内外で多くの賞を受賞。その仕事は海外のデザイン雑誌でも度々紹介されるなど、人々の関心を集め続けています。2021年、中島は30年に及ぶこれまでの仕事の中から、自ら厳選した作品群を『HIDEKI NAKAJIMA:MADE in JAPAN』と題する一冊にまとめ刊行しました。同書に収録されているインタビューで彼は「自分がこれまでやってきた印刷表現の魅力を遺書のように作品集として残したかった」と語っています。本展では同書の収録作品を中心に、パーソナルワークから雑誌、ファッション分野の広告、写真集、一般書籍、商品パッケージに至るまで、多岐にわたる仕事をご紹介します。[美術館サイトより]