HAPSは、2025年9月5日より、zkmk(ぞくもく)による写真展「Mineralize / Humanize(石みたいに / 人みたいに)」をHAPS HOUSEにて開催いたします。本展覧会はHAPS HOUSEギャラリーにて行われる展覧会シリーズ「Enjoy Exhibition Club」の第10回となります。
zkmkは、イラストレーション、デザイン、写真、ZINEの出版など多彩な活動を行なっています。今回の出展作である『Mineralize / Humanize』シリーズでは、人間の身体と鉱物が重ね合わされています。物質としては対照的な両者のありようが、写真というメディウムの上では、互いを引き立てるような「かたち」をなしています。
Enjoy Exhibition Clubでは初となる写真展を、ぜひご高覧ください。

※本展では、表現のテーマとして人の身体イメージ(ヌード)を扱っております。あらかじめご了承の上、ご入場ください。

ステイトメント|
2023年から、人の身体と鉱物の写真をコラージュした制作を開始しました。
 空や海を見て真っ直ぐに美しさや安心を感じられるように、人のことも何にも捕らわれずに見ることができれば良いなと思っています。そんな、自分が目指す眼差しを表現してゆきたいと考えたとき、思いついたモチーフが鉱石でした。自身の名前の由来や読んできた本、経験からも、鉱物には縁のようなものを感じています。
 どんな石の形や表情にもそれ独自の美しさや趣を感じます。社会からもたらされる色々な枠組みが自然に融けて、その人自身の独自性に還ってゆくような作品にしたいと思って制作を続けています。
 作品では、小さい頃から通っていた街の石屋さんや旅先の蚤の市などで少しずつ集めた石の形と、制作に共感してくれた僕の近しい人々・友人たちの身体を重ね合わせています。
 人と石、有機物と無機物、柔らかさと硬さ、人の内側と外側、それらに内包された時間のスケールや組成の違いも楽しんでいただければ幸いです。(zkmk)