青光画社(青光社)とは、大正11年に青森市で棟方志功が立ち上げた約90人の芸術家からなる美術団体です。棟方の自伝にも、彼の青春時代を象徴する出来事として青光画社は必ず引用され、そのユニークな活動が書かれています。とはいえ、青光画社が青森県の大正期の主要な団体であるにも関わらず、謎も多かったのも事実です。本展は調査・研究の成果をもとに、青光画社の主要メンバー・棟方志功、鷹山宇一、松木満史、古藤正雄の4人を主軸に、その画業を紹介するとともに、彼等にとって「青光画社」とは果たしてどのような存在であったのか?あらためて検証しようというものです。