明治元年(1868)明治天皇は御年16歳で即位され、新しい日本の国づくりに御心を注がれました。新しい日本の姿を描き、国づくりに奔走した立国の志士は、明治という時代のはじまりには明治政府の重鎮として明治天皇と昭憲皇太后を支え、活躍する一方、書画や歌に優れた一面もあり、数々の和歌や漢詩を書き残し、素養を養っていました。
 本展では、明治神宮が所蔵する資料の中から幕末明治期を代表する偉人たちの書跡を一堂に展示します。明治神宮ミュージアム開館以来、初公開となる資料を含め、明治の国づくりに奔走した偉人たちの筆あとから、それぞれの足跡や人物像、御祭神との関わりをしっていただく機会となれば幸いです。