本展は、民藝や玩具、街中に存在する無名の形象に共通する「手触り」の感覚に着目し、そこから現代の生活や文化をあらためて捉え直す試みです。三名のアーティストによる平面作品を中心に、多様な感覚とイメージが交差する展示空間を構成します。

展覧会タイトル「 ̶(̶ s̶u̶b̶l̶i̶m̶i̶n̶a̶l̶ ) pre-player」には、私たちが思考を始める前に無意識に動き始めている、「まだ言葉になる前に目で触る、手で見る感覚」を“プレイヤー”として前景化する意図が込められています。