展覧会会期:2025年10月31日(金)~2026年2月1日(日)

いわさきちひろ(1918-1974)、茨木のり子(1926-2006)、岡上淑子(1928-)は、第二次世界大戦後、それぞれ絵本画家、詩人、美術作家となり、美しいものへ誠実にまなざしを向けました。本展では、2025年9月刊行の行司千絵・著『装いの翼 おしゃれと表現と―いわさきちひろ、茨木のり子、岡上淑子』(岩波書店)を起点として、「装い」をテーマに3人の女性作家の素顔に迫ります。それぞれの作品とことば、愛用の品や写真などを展示し、三者三様の美意識や生き方と、自由と平和を求める共通の思いを浮き彫りにします。

【展示関連イベント】
●行司千絵 特別ギャラリートーク
日時:10月31日(金)14:00~14:30 
講師:行司千絵(新聞記者、『装いの翼』著者)
聞き手:当館学芸員
参加費:無料(入館料別)/申し込み:不要
本展企画の起点となった書籍『装いの翼 おしゃれと表現と―いわさきちひろ、茨木のり子、岡上淑子』(岩波書店)の著者・行司千絵が取材や執筆を通して感じたことや展覧会の見どころをお話しします。

●トークイベント 甥夫婦が語る素顔の茨木のり子
日時:11月22日(土) 14:00~15:30
講師:宮崎治(茨木のり子甥)、薫(甥の妻)
聞き手:行司千絵(新聞記者、『装いの翼』著者)
会場:【ちひろ美術館・東京】定員:40名/参加費1200円(入館料別)
【オンライン】定員100名/参加費900円
申し込み:要事前予約(10/22(水)より公式サイト、TEL.にて)
『茨木のり子全詩集 新版』(岩波書店・2025年9月刊行)の編者であり、茨木のり子の甥・宮崎治とその妻・薫が、詩人の素顔とその魅力について語ります。

●松本 猛ギャラリートーク
日時:12月21日(日) 14:00 ~ 14:40
参加費:無料(入館料別)/申し込み:不要
いわさきちひろのひとり息子・松本猛によるギャラリートーク。
展示作品を見ながら、母・ちひろとの思い出や展示の見どころなどをお話しします。

【展示関連書籍】
「装いの翼 おしゃれと表現と ―いわさきちひろ、茨木のり子、岡上淑子」
行司千絵・著/ 岩波書店
定価2,640円(本体2,400円+税10%)
2025年9月26日発売