夢か現か幻か —
1980年代から絵画制作に力を注いできた画家、須藤美保は、和服を纏ううら若き女性と花をテーマとした、艶やかで官能的な油彩画で知られる画家です。あでやかでありながら儚さを孕んだ美しさ、そして短命でありながらも咲き誇る生命力を湛え、確かな存在感を放つモチーフを描いた作品は、深くしっとりとした色彩と緻密な描写によって、唯一無二の世界を築いています。

西新宿のヒルトン東京 地下1階に位置するフジギャラリー新宿では、須藤美保による展覧会を 11月1日(土)より12月7日(日)まで 開催いたします。本展では、こぼれんばかりに咲き誇る花と、大人びた表情を見せる和服姿の少女という対比が印象的な作品のほか、花をテーマとした油彩画や水彩画を多数展示いたします。