岐阜・郡上八幡にあるKOKU 現代アートギャラリーで、書家でアーティストの渡部裕子の個展「Liminal / 閾(いき)」を開催。

“Liminal” は「境界」や「遷移的な」という意味で、「閾」と同じく、ある場所から別の場所への移行の空間を指します。墨が滲んでゆく先には、線と線との間にうまれたLiminalな間があり、それは、何かが「終わった」わけでも「始まった」わけでもない、静かで不安定で、けれど強いエネルギーをはらんだ「あわい(間)」。我々の愚かな過ちを見透かしているかのような、目には何も映らない、白。

企画イベント
①11/2㈰ レセプションパーティー
文字蝶づくりが体験できます(無料・5分程度)
蝶々の形の和紙(専門家用手漉きの良い書道紙です)に筆ペンで文字を書いて、作品にとまらせる・という簡単で楽しめる企画。無料で誰でも参加可能、5分で完成します!
【郡上八幡ふるさと祭り】と同日開催

②11/16㈰ 郡上八幡の人気レストラン「RAVI」とのお値打ちなコラボ企画🍴
【郡上八幡 町家オイデナーレ】と同日開催

渡部裕子/Hiroko Watanabe (Instagram: @hiroko.watanabe_sho)
名古屋市在住、書家・アーティスト。4歳より書を始め、1996年より書を扱う仕事を請け負う。芸術としての作品創作はもちろん、国内外での個展開催、大手百貨店での立体書インスタレーション、飲食店などのインテリア書、商業施設や商品ロゴ、ホテルの客室内作品、舞台装飾美術、ライブパフォーマンス・酔筆等のワークショップなど、書で感覚を表現するための幅広い活動をおこなっている。2003年より、立体物の側面に揮毫し積み上げ、光と影をとりいれたインスタレーション(空間そのものを書によって形成する)=「立体書」の発表を始め、2014年9月南オーストラリア州立美術館に11点も作品が永久収蔵されている。
https://www.hirokowatanabe-sho.com/