高宮宿で活動した京の儒学者若林強斎(1679~1732)や江戸の儒学者と交流した彦根藩士野村東皐(1717~84)。18世紀の彦根藩では、彼らによりもたらされた新たな儒学が藩士を中心に広まり、のちの藩校創設にも繋がる向学の気運が高まりました。本展では、江戸中期彦根の儒学受容の様相を紹介します。