MONでは、写真家・横浪修による個展「AFTER PRIMAL」を開催いたします。本展は、作者が長年ライフワークとして続ける、子供たちを被写体にフルーツや野菜を体のどこかに挟んで撮影するシリーズの最新作です。子供たちが果物や野菜を肩と顎の間でバランスさせる、その微細な表情や仕草には、自己認識の芽生えや内なる意志が静かに現れます。自然体でありながら、落ち着きと存在感をまとった姿を、ぜひ会場で体験してください。

横浪修
1967年、京都府舞鶴市に生まれる。1989年に文化出版局写真部入社。
独立後は、写真家として自身のレーベルやスウェーデンのLibrarymanなど、海外の出版社からも写真集を刊行。「Assembly」シリーズをはじめ「100 Children」や「1000 Children」、「PRIMAL」など数々の作品集を出版し、カリフォルニアのDe Soto Galleryや、台湾の新光三越などで個展を実施している。また、2023年にはKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭のサテライトイベント KG+でも個展が開催され、国内外から多くのファンが来場した。瑞々しさとユーモアに満ちた豊かな写真表現には、独自の世界観が息づいている。