私たちは、見えない計測に囲まれて生きています。
「計測」と聞くと、定規で長さを測ったり、はかりで重さを量ったりする場面を思い浮かべるかもしれません。
実は、私たちが暮らす現代の社会では、空気や光、温度、人の動きなど、身の回りのあらゆるものが知らない間に「計測」されています。
赤ちゃんがおむつをはいて安心して遊べることも、いつでもおいしい焼き加減のパンが食べられることも、オフィスの室温が保たれて快適に働けることも──。
これらはすべて「計測」によって支えられていますが、気づかないところで行われているため、私たちはほとんどその存在を意識していません。
アズビルが主催する「見えない計測展」は、そんな暮らしに溶け込んだ「計測」に光を当てる企画展です。いつもの景色が少し違って見えてくる──そんな新しい発見をお届けします。


■ 展示内容
本展示では、日常の中にひそむ「見えない計測」をテーマに、空間全体でその存在を感じていただける体験をご用意しています。ミラー球によるインスタレーションでは、私たちのまわりに張り巡らされた「見えない計測」を、光と反射の変化として可視化します。また、実際の計測技術の展示では、普段は意識しない計測の世界への理解を深めることができる内容になっています。
【計測技術の展示事例(一部)】
• 赤ちゃんのおむつを守る計測
• 給食のパンを均一に焼く計測
• ビールをおいしくする計測
• オフィスを快適にする計測


■ アズビル株式会社について
アズビルは1906年創業、約120年にわたり計測と制御技術でビルや工場、プラントの自動化を実現し、社会に貢献してきた総合オートメーションメーカーです。
「人を中心としたオートメーション」をグループ理念に掲げ、大規模建物の空調制御や工場・プラントのプロセス制御などを通じ、省エネルギーや省電力といった社会のニーズに応える製品・サービスを提供しています。
https://www.azbil.com/jp/index.html


■ 「見えない計測展」制作チームおよびご協力各社
主催:アズビル株式会社
企画制作:松田理沙(クリエイティブディレクター/デザイナー)、福本 喬彦(デザイナー)、坂井 昌由加(プロデューサー)、古賀 宏(プロデューサー)
施工協力:株式会社アワビレッジ