曖昧で声にならないものを、よく見えないものを、そのまま絵にしたっていいのだ。

大きな声で言いたいことはないし、感動を探しても見つからなかった。
今見えたことの中に面白い発見があった。
これが足るを知るということで、感覚をひらくということなんだ。
Tjuはシガーロスの”Svefn-g-englar”に出てくる造語。読み方も意味もわからない言葉。
それなのに、声にすると”It’s you”に聴こえたり「自由」と聴こえたりする。
ああ、この世界のものはすべてそういうものなんだ。
曖昧な合間をいったりきたりして、本当になったり、嘘になったり、殿堂入りしたりする世界なんだ。
さあみんな、好きな音を好きなように声にしてみよう。
そんな気持ちで生きていきたい。

座右の銘や書き初めのテーマって瞬発的なものだ。ステートメントも同じ。
毎日の雑多な思考に連鎖する巡りが、ぱんとはじけて現れるのだ。
これは娘とおさるのジョージを観ながら束の間に絞り出した、いつも通りの素直な言葉。