北欧デザインは、日本でも根強い人気を誇っています。スウェーデンのアルメダールス、ボラス・コットン、グスタフスベリ、イケア、フィンランドのマリメッコ、イッタラ、アラビアなど、デザインに関心のある方なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。自然と寄り添いながら暮らす北欧のライフスタイルや、シンプルで美しいデザインは、日本の生活文化とも高い親和性を持ち、今なお多くの人々を魅了し続けています。
日本の約1.2倍の国土を持ち、スカンジナビア半島の東側に位置するスウェーデンは、国土の大半が森林に覆われ、約10万の湖と複雑に入り組んだ海岸線に沿って無数の島々が広がる自然豊かな国です。長く厳しい冬を過ごすため、室内を彩る美しいテキスタイルが発達してきました。スウェーデンのテキスタイルは、自然や伝統的なモチーフに着想を得ながらも、大胆でカラフル、そしてどこか抽象的なデザインが特徴です。
本展ではテキスタイルを中心に関連資料なども含めた約250点とともに、これまで日本で紹介される機会が多くなかったスウェーデン・テキスタイルの歴史やデザインの変遷をたどり、デザイナーが作品へ込めた物語をひも解きます。