1960年代のアメリカを中心に広まった「ポップ・アート」は、報道写真や商業広告、量産品のパッケージなど私たちの日常生活にありふれたイメージを美術に取り入れ、時に色鮮やかに、そして社会風刺的に表現しました。

本展では、同時代に脚光を浴びたイギリスのバンド、ザ・ビートルズの愛称「ザ・ファビュラス・フォー(FAB 4=素晴らしき4人)」になぞらえ、アメリカを代表するポップ・アートの作家、ロイ・リキテンスタイン(1923-1997)、アンディ・ウォーホル(1928-1987)、ロバート・ラウシェンバーグ(1925-2008)、ジャスパー・ジョーンズ(1930-)の4名に焦点をあてます。さらに、同時代に活躍したロバート・インディアナ、ジェームズ・ローゼンクイスト、トム・ウェッセルマン、ジム・ダインもあわせてご紹介します。彼らは戦争や社会問題が巻き起こっていた激動の時代において、大衆文化やロック音楽との関わりを通じてアートと社会の姿を変えていきました。

展示作品はすべてスペイン出身のコレクター、ホセルイス・ルぺレス氏の日本初公開となるコレクションです。約120点に及ぶ版画、ポスター、服飾から、今なお人々を魅了するポップ・アートの世界をぜひご覧ください。