当館コレクションから、明治・大正・昭和期に制作された、役者絵などの魅力的な人物を題材とする手ぬぐいをご紹介します。人びとはいつの時代も、自らの理想の人物像を重ね、心をときめかせてきました。時代やテーマの異なる作品から着想を得た「イケメン」は、手ぬぐいに多様な姿で表現されてきました。本展では、こうした意匠を通じて、時代や文化が映し出す「美」と「理想の姿」を改めて見つめ直します。
また、2024年NHK大河ドラマ『光る君へ』で衣装デザインを担当した日本画家・諫山宝樹氏が、本展のために義経をモチーフに描き下ろした新作を特別公開します。あわせて、永樂屋が明治期に制作した《天狗》や、昭和初期に染めた義経記ゆかりの手ぬぐいも展示します。
2階では、永樂屋の手ぬぐいづくりを支える“型友禅”に焦点を当てています。実際に使用された型紙や染色の道具を展示し、手ぬぐいの柄がどのように生まれるのかをわかりやすくご覧いただけます。