「桃太郎」や「花咲爺さん」「竹取物語」など、日本には世代を超えて受け継がれてきた物語が数多くあります。 現在、私たちが絵本やアニメーションで楽しむように、昔の人々も物語を文章だけでなく、絵画にも表して鑑賞してきました。 物語の一場面を抜き出した絵画は、読者が内容を理解するのを助けてくれる大切な存在です。
 本展覧会では小堀鞆音(1864~1931)や荒井寛方(1878~1945)、小杉放菴(1881~1964)をはじめとする、栃木県ゆかりの画家たちが描いた日本の物語の絵画をご紹介します。 画家たちの優れた技によって登場人物は生き生きと表現され、お馴染みのあらすじにも新しい解釈が広がります。 桃太郎や金太郎などの人気者が登場するお話から、貴族たちの切ない恋や武士たちの勇敢な戦いを描いた古典文学の名作まで、さまざまな物語の絵画をお楽しみください。
 さらに、小山市文化功労者である齊藤鷗舟(1890~1987)が手がけた「小山の伝説」挿絵原画も特別展示いたします。 関連事業とあわせて、小山市で育まれた豊かな歴史文化に触れていただければ幸いです。