冨田佳那は、 人体や植物、 建物など身の回りのモチーフを組み合わせ、
抽象と具象の間にあるイメージを探る制作を行っています。

日常の中に存在するかたちを起点としながら、それらを解体し再構成することで、
現実とイメージのあいだを往還するような表現を展開しています。
線の集積によって形が立ち上がり、同時に崩れていくような画面には、
具体と抽象の境界を揺らす感覚が表れています。

本展では、 日々のドローイングを積み重ねた作品を中心に、約50点を展示いたします。
繰り返される制作の中で生まれる微細な変化や、線の重なりから立ち現れるイメージの揺らぎを通して、
鑑賞者それぞれの感覚に触れる機会となれば幸いです。