飯田市小笠原資料館
- 更新日
- 2024年11月14日
飯田市小笠原資料館は、1999年に建築されました。
小笠原家代々に遺されてきた武具や古文書、古の生活を伝え る品々などを展示し、領主の生活やこの里のかつてのすがたを伝え、また収蔵される資料を閲覧する施設となっています。
この資料館は、2010年に建築のノーベル賞と言われるプリツカー賞など様々な賞を受領した建築家ユニットSANAA(サナア・メンバーの妹島和世さんは小笠原家由縁の方)に設計されました。
敷地にあふれる自然や地形や気候とできるだけ混じり合うよう、山際に沿うように緩くS字カーブをした細長い形をしており、重要な歴史的遺構のひとつである敷地の形をそのまま視覚化するために、建物のヴォリュームはすこし浮いたかたちとしています。
同敷地内にある旧小笠原家書院は、江戸時代の旗本伊豆木小笠原氏の居館のうち唯一現存するもので、江戸時代初期1624年頃の建造と推定され、重要文化財に指定されています。
399-2434 長野県飯田市伊豆木3942