坂本善三の水墨画とリトグラフィ
会場:坂本善三美術館
熊本県阿蘇郡小国町黒淵2877
会期:12月11日〜1999年4月18日
開館:9:00〜17:00(入館は14:30まで)、休館=毎週月曜日
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入場料:一般500円(400円)、高大生400円(320円)、小中生200円(150円) *( )内は団体料金
問い合わせ先:坂本善三美術館 0967-46-5732
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坂本善三美術館は洋画家坂本善三の故郷に平成7年に開館した。明治5年小国町下城に建てられた築125年の民家を移築し、内部はすべて畳敷きというユニークな、落ち着いた鑑賞ができる美術館。坂本作品と空間の調和が評判を呼んでいる。
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織り・染め・縫いの宇宙
インドネシア・スマトラ島の染織――エイコ・クスマ・コレクション
会場:福岡市美術館
福岡市中央区大濠1-6
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会期:1999年1月5日〜3月7日
開館:9:30〜17:30(入館は17:00まで)、休館=毎週月曜日
入場料:一般200円(150円)、高大生150円(100円)、小中生100円(60円) *( )内は団体料金
問い合わせ先:092-714-6051
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文化の十字路と呼ばれるインドネシア・スマトラ島には、さまざまな外来文化の影響を受けた絣、刺繍、更紗、絞りなどの多彩な独自の染織技法がある。その精緻さ、美しさは眼福!というしかない。星や花を散りばめたような華やかなインドネシアの絣がその昔琉球を経て日本に伝わり、久留米絣などの藍絣なども生まれたことを会場でしみじみ思いかえしていた。
ちなみに、アジアの近現代美術コレクションは福岡アジア美術館に移ったが、アジアの伝統工芸については引き続き福岡市美術館でも扱うとのこと。 |
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LaboRU?展
会場:gallery and cafe SOAP
北九州市小倉北区鍛冶町1-8-23
会期:1999年2月2日〜2月28日
開廊:11:30〜24:00(カフェ営業時間、イベントのない日曜は18:00まで)
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問い合わせ先:093-551-5522(担当:阿部、高木) |
「アートをもっと身近に」をコンセプトに企画されたアートグッズの販売展。スタッフが九州はもちろん関西方面まで参加を呼びかけて歩いたおかげで、100点を越える若手作家の作品が集まっている。けっこうチマチマした作品が多いが、キッチュな美術オタクの部屋とでもいったらいいような展示構成が生きていて、かなりくつろげる。最高額の藤浩志氏のパプア・ニューギニア日記(30万円)、安いものは100円以下のものあったかも。私も文鳥のぬいぐるみと「展覧会ゲーム」なるトランプを買いました。
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第4回福岡市美術連盟展「コンテンポラリーアート展」
アーティスト:ダイアン・シンポ、高木恵子
会場:Gallery 大手門
福岡市中央区大手門1-1-7 大成建設(株)九州支店 1階
会期:1999年2月3日〜3月11日
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開廊:10:00〜18:00(入館は17:30まで)、休廊日=土・日・祝日 入場無料
問い合わせ先:0832-45-4131大成建設(株)九州支店 管理部総務室(担当:緒方、平川) |
世界各地を旅しながら制作を続けるシンポは、1997年から福岡に滞在中。女性の身体的なリズムと自然との関係性を立体的なオブジェによって再構成している。浮遊する無数のリリアンを通じて日常に潜む不条理な情念を作品化してきた高木は北九州市在住。今回は鋭い観察眼で切り取った日常をビデオ作品として発表する。
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日本の印象派――明治末・大正初期の油彩画
会場:下関市立美術館
山口県下関市長府黒門東町1-1
会期:1999年2月4日〜3月14日
開館:9:30〜17:00(入館は16:30まで)、休館=毎週月曜日
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入場料:一般700円(560円)、高大生400円(320円)、小中生200円(160円) *( )内は団体料金
問い合わせ先:0832-45-4131
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明治から大正への移行期は、多くの画家が留学先から帰国し、日本に印象派を再移入した時期といわれる。この頃、洋画家たちは立場の如何にかかわらず「印象派」的といえる作風の油彩画を制作した。
その中から児島虎次郎、太田喜二郎、斎藤豊作らの作品を通じて、日本における「印象派」的表現が迎えたひとつの頂点を振り返り、同時に黒田清輝以来、日本の洋画史をかたちづくった画家たちと対照させて、油彩画というメディアの展開をたどる。 |
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桑野よう子 地図――抽出する
会場:モダンアートバンク・ヴァルト
福岡市博多区千代4-12-2
会期:1999年2月10日〜3月6日
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開廊:12:00〜18:00、休廊日=日・月・火 入場無料
問い合わせ先:092-633-3989
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昨年秋、東京のガレリアキマイラで行なった個展の出品作品を同ギャラリーの空間にあわせて再構成したもの。「生活や自然の流れの積み重ねには、目に見えないつながりがあります」と語る作家は、時の流れや人との出会いの一瞬一瞬を、一筆一筆に重ねるように描き続けている。作品から溢れ出る黄色の波動に包まれ、共鳴するとき、得も知れぬ幸福感を感じる。現在「VOCA'99」(上野の森美術館)にも招待出品中。 |
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大分市美術館開館記念展「田能村竹田と上方文化――絵画に見る」
会場:大分市美術館
大分市大字上野865
会期:1999年2月17日〜3月22日
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開館:10:00〜18:00(入館は17:30まで)、休館=毎週月曜日
入場料:一般800円(700円)、高大生500円(400円)、小中生300円(200円) *( )内は団体料金
アクセス:JR大分駅から美術館連絡バス(美術館にお問い合わせを)
問い合わせ先:097-554-5800
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安政6年豊後国(現大分県)岡藩の医者の子として生まれた田能村竹田は、江戸後期の文人画壇を代表する作家のひとり。多くの優れた書画を制作するほか、日本近世画論ともいうべき著作も残している。同館が誇る国指定重要文化財を含む竹田の名品コレクション26点に、帆足杏雨ら弟子の優品を加えて「豊後南画」の世界を紹介する。ちなみに、昨年2月大分市内の磯崎新の初期建築をアートプラザに再生させた記念展として「ネオ・ダダ JAPAN 1958-1998」展が開催されたが、これが大分市美術館準備室の企画だったので美術館が開館したと勘違いされた方もあったのでお間違えなく。もちろんその充実したネオ・ダダコレクションは常設で見ることができる。 |
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二人展
アーティスト:福谷英明、藤内達彦
会場:福岡県立美術館
福岡市中央区天神5-2-1
会期:1999年2月23日〜2月28日
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開館:10:00〜18:00(入館は17:30まで)、休館=毎週月曜日 入場無料
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福岡県在住の福谷は、天井から吊り下げた黒い布製で円筒形のスペースをつくり、その中にさまざまな仕掛けを設定した。観客は布のすき間からそっとそれを覗き込む。コーラの数十本の空き缶(塗料を半面はぎ取ったもの)を携えてこの5年、湯布院、ニューヨーク、北九州、ベルリン、ローマ、広島、バルセロナ、福岡などと渡り歩いている別府市在住の藤内は、おなじみのコーラ缶を並べ、一連の仕事の現場写真を印刷したハガキを床に敷き詰めた。 |
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