福岡アジア美術館開館記念
第1回福岡アジア美術トリエンナーレ1999
――コミュニケーション〜希望への回路
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会場:福岡アジア美術館
福岡市博多区下川端町3-1 博多リバレイン7、8F
会期:1999年3月6日〜6月6日
開館:10:00〜20:00(入館は19:30まで)
休館=毎週水曜日(ただし5月5日は開館、翌日6日が休館)
入場料:一般800円(500円)、高大生500円(300円)、小中生300円(200円) *( )内は前売り料金
問い合わせ先:092-771-8600
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大分市美術館に続いて、福岡アジア美術館がついにオープン。美術館がある博多リバレインとは、ホテルやレストラン、ブティックなどが入った巨大再開発ビルのことで、商人の町博多の真ん中に位置する新名所(このビルの通路は、夏の博多祇園山笠のときのは、追い山と呼ばれる御輿競争のルートにもなるとか)。「超・交流型」を指向し学芸課にも交流係が存在するアジ美は、世界に向けて発信すると同時に、地元の商店街とも連携した地域本位の活動も射程に入れている。今回の参加作家はこれまで日本では紹介されていない作家も多く、公開制作やワークショップ、トークなどを通じての新鮮な出会いと交流が期待される。ちなみにお隣の劇場「博多座」は6月開館予定。 |
バングラデシュ……カマル・アハメド、アショク・カルマカール
ブータン……カルマ、レキ・ドージの共同制作
ブルネイ……ザイニン・マンソール、マハディ・マトゼン
カンボジア……王立芸術大学美術学部共同制作、スヴァーイ・ケーン
中国……フェン・メンボー、シュ・ビン、ジャン・ペイリー、ジュアン・ホエ
インド……ナヴジョット・アルタフ、シェバ・チャッチ、スボード・グプタ、
ジティッシュ・カラット、スレンドラン・ナヤル
インドネシア……クリシュナ・ムルティ、チューシン・スティアディカラ
日本……岩井成昭、小澤剛、田甫律子
韓国……ブルパーズ(イー・チュンジェ)、チェ・ジアン、イユム、イー・チョンモッ
ラオス……ドーンディ・カンタビレィ、フォウヴァン・タマヴォング
マレーシア……ヌール・アジザン・ラーマン・パイマン、ウォン・ホイチョン、ファイザル・モハメド・ズルキフリ
モンゴル……セルドオ・サランツァツラル、ゼグディン・ウセバイアー
ミャンマー……ポポ、ニエン・チャン・スー、イェイ・ミン
ネパール……ウマ・サンカール・サー、ショバ・ワグレー
パキスタン……イフティカール・ダディ、ドゥリヤ・カジらの共同制作
フィリピン……アルフレッド・アキリザン、アルフレッド・エスキーリョ
シンガポール……アマンダ・ヘン、タン・ダウ
スリランカ……ティッサ・デ・アルウィス、チャンドラグプタ・テヌワラ
台湾……チェン・シュンチュ(陳順築)、リン・ミンホン(林明弘)、
ワン・ジュンジェ(王俊傑)、ウ・ティエンチャン(呉天章)
タイ……モンティエン・ブンマー、マニット・スリワニチプーン、
モントリー・テオンソンバット、リクリット・ティラヴァニャ
ベトナム……レ・クワン・ハー、グエン・ミン・タン
アショク・カルマカール(バングラデシュ)、マハティ・マトゼン(ブルネイ)、プロム・サン・アーン(カンボジア)、シュ・ビン(中国)、スボード・グプタ(インド)、クリシュナ・ムルティ(インドネシア)、岩井成昭(日本)、小澤剛(日本)、田甫律子(日本)、イユム(韓国)、ドーンディ・カンタビレィ(ラオス)、ヌール・アジザン、ラーマン・パイマン(マレーシア)、ザグディン・ウセバイアー(モンゴル)、ポポ(ミャンマー)、ウマ・サンカール・サー(ネパール)、ドゥリヤ・カジ&デイヴィッド・エルスワース(パキスタン)、アルフレッド・アキリザン(フィリピン)、アマンダ・ヘン(シンガポール)、チャンドラグプタ・テヌワラ(スリランカ)、リン・ミンホン(台湾)、リクリット・ティラヴァニャ(タイ)、グエン・ミン・タン(ベトナム)、ミナク・トゥルク(ブータン)*ブータンは協力キュレーターが参加
3月6日(土) 14:00〜16:00 福岡アジア美術館 交流ギャラリー
無料(ただし展覧会チケットの提示が必要)
第1部 講演会「ブータンの美術と現在」ミナク・トゥルク(ブータン国立博物館長)
3月6日(土) 18:00開場 18:30開演 福岡アジア美術館 あじびホール
無料(ただし展覧会チケットの提示が必要)
第2部 オンバク・ヒタム――日本・韓国・シンガポール
ダンス&音楽パフォーマンス
3月7日(日) 10:00〜17:30 福岡アジア美術館 あじびホール
参加料 2000円
第3部 セミナー「アジアの美術 21世紀へ」
総合司会:後小路雅弘(福岡アジア美術館学芸課長)
●セッションI:フリー・キュレーターの現場から
1 ルビナ・カロデ(インド)、清水敏男(日本)
2 ニランジャン・ラジャ(マレーシア)、清水敏男(日本)
●セッションII:創作の現場から
1 モンティエン・ブンマー(タイ)、ジャン・ペイリー(中国)、後藤新治(日本)
2 ナブジョット・アルタフ(インド)、ドゥリヤ・カジ、デイヴィッド・エルスワース(パキスタン)、ソンポーン・ロドボーン(タイ)
●セッションIII:21世紀の美術館
1 アーマド・マシャディ(シンガポール)、チョン・ジュンモ(韓国)
2 黒田雷児(日本・福岡アジア美術館学芸員)、チョン・ジュンモ(韓国)
総括:中村英樹(第1回福岡トリエンナーレ美術専門委員会委員)
第32回IAF特別講座
2月25日(木)午後6時半〜8時
この4年間、美術館開館に向けて異例な広報努力をされてきた後小路さんが、
アジア美術館オープン直前にその理想を語った最後の講演会。
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草間彌生個展「幻影の彼方」New Work 1999
会場:MOMA CONTEMPORARY
福岡市中央区大名1-1-3 2階
会期:1999年3月6日〜3月27日
開廊:10:30〜19:00、休館=日・月曜、祝日 入場無料
問い合わせ先:092-715-0355
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この画廊は近年草間彌生を積極的に内外に紹介し、世界的な草間ブームを支えている。これまでも、50年代の未発表の素描やアメリカ時代の行方不明になっていたネットを張った作品など、画廊主のこだわりの成果が個展として結実していて、見応え十分。今回は新作の発表となる。3月5日のオープニング・レセプションには作家本人も出席。
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福岡県展事始め展
会場:福岡県立美術館
福岡市中央区天神5-2-1
会期:1999年3月11日〜3月28日、10:00〜18:00(入館は17:30まで)、休館=毎週月曜日
入場料:一般500円(400円)、高大生300円(200円)、小中生150円(100円) *( )内は団体料金
問い合わせ先:092-715-3551
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昭和15年、福岡県展の第1回展が開幕した。福岡出身・在住の有力作家が同年創立した福岡県美術協会の会員展としてスタートし、県民の熱烈な歓迎のもと、「一つの文化史的事件」として注目を集めた。同18年の4回展まで開催して中断、戦中から戦後直後の混乱期を経て同24年に再開を果たし、以後は公募制も導入して、50回を超える歴史を重ねてきた。本展は、この間の膨大な資料を収録する、3月に発行予定の記録集『福岡県展史』刊行記念展であり、戦中、戦後を含む昭和前期の福岡の美術を見つめ直す企画である。 |
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ジャン=リュック・ムレーヌ with オメガ・トラブル Cプラン#6
会場:gallery and cafe SOAP
北九州市小倉北区鍛冶町1-8-23
会期:1999年3月7日〜4月17日
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開場:11:30〜24:00(カフェ営業時間、イベントのない日曜は18:00まで)
問い合わせ先:093-551-5522
入場無料
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オメガ・トラブルとは、CCA北九州で知り合い、共に福岡滞在中の高木哲(1967年生、東京)と岡本光博(1968年生、京都)のユニット。Cプランとは、1998年1月から1999年3月までの間、CCA北九州での展覧会にオメガ・トラブルが侵入し、その行為自体を作品化してしまう企て。
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新人美術作家募集 WALD GENERATE'99
発表:3月中旬
問い合わせ先:092-633-3989(担当:森)
福岡市博多区千代4-12-2
受付:日・月・火曜を除く12:00〜18:00
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1993年の開廊以来、主に地元の美術家を紹介してきたモダンアートバンク・ヴァルトが、新人作家の作品発表を支援するために企画した公募展。今年で2回目。同ギャラリーのスペースでの約1か月(日、月、火曜休廊)の展示に耐えうる作品。形式、テーマ自由。
応募資格:現代美術の作家を志す新人で作品発表の場を探している人。発表経験がない、または少ない人であれば年齢不問。ただし、制作・展示・撤去の期間中、ギャラリーに通える人。応募規定は下記にお問い合わせを(ちなみに昨年の第1回展では何と高校生が選考された) 。
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第32回IAF特別講座
開幕直前!緊急スペシャルレクチャー「福岡トリエンナーレがやってくる」
講師:後小路雅弘(福岡アジア美術館学芸課長)
会場:あいれふ講堂(福岡市健康づくりセンター10階)
日時:1999年2月25日(木)午後6時半〜8時
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会費:会員500円、一般1000円
問い合わせ先:092-521-6772IAF芸術研究室(担当:山野、宮本)
福岡市中央区薬院3-7-19
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アジアの美術を世界に先駆けて紹介してきた福岡アジア美術館の後小路さんが、開幕を目前に控えた瀕死の状況下で、一足先にその全貌を語る。
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