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第6回ニパフ・アジア・パフォーマンス・アート連続展+サマーセミナー in 京都 |
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7/23〜25 ART COMPLEX[京都] |
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アジアのさまざまな国から集まったアーティストたちのパフォーマンスをみた。霜田誠二氏のパフォーマンスも実ははじめて見たのだが、ナンセンスなことをすごく真剣にやっていて素敵だった。この人がいるから、アーティスト達も遠くからみんなやって来るのかもしれない。
ちょうど静かなパフォーマンスの最中に、祇園祭の御輿がホールの前の通りを掛け声と歓声に包まれながら通って行った。これも御愛嬌。一緒に行った台湾の頑石劇団のメンバーたちは、終演後、中国とマカオからニパフに参加していたアーティストとなにやら北京語で話していた。台湾では触れたことのない世界だったらしく、ちょっとしたカルチャー・ショックを受けたようだった。
[7月25日(水) 原久子] |
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Acte Kobe Fre-Cre-Sol Two days |
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7/27、28 Sonic Hall[神戸] |
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マルセイユから来たコントラバス奏者のバール・フィリップスもいれば、サウンド・アーティスト鈴木昭男も、鼓奏者の久田舜一郎も、インドの紙芝居ポトウア絵師・東野健一など地元神戸勢もいる。芸達者な人たち同じフロアでいっしょにパフォーマンスする。ある種のインプロヴィゼーション作品だが、心地よい緊張感があり、かつユーモアに溢れた展開で興奮した。ほかにもダンスあり、コンピュータ・ミュージックありの楽しい2日間のステージでした。 [7月27日(金) 原久子] |
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アート林間学校 |
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7/21〜29 CAP HOUSE[神戸] |
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夏休み企画の「アート林間学校」は、音楽は邦楽からレコードのスクラッチまで、鉄を焼いて叩く作業もあれば、野焼きで陶器をつくるワークショップまで多岐にわたり25ものプログラムが子どもからお年寄りまで幅広い年齢層の人たちが参加して行なわれた。毎日いろんな講座をハシゴする人もいれば、毎日「基地」づくりに励んだ子どももいた。簡単にアニメーションがつくれる「アニメはじめはじめ」では、子どもそっちのけでお母さんたちが必死になってつくり、細いスリットから見える映像を見ておおはしゃぎだった。
[7月28日(土) 原久子] |
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版画工房ノマルエディション展 NOMART01 |
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7/24〜8/12 海岸通ギャラリーCASO[大阪] |
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版画工房としてアーティストのサポートや本の出版などを行なってきたノマルエディションが、12年目を記念して、これを新たなスタートともしたいと、活動記録のカタログを制作。木村秀樹といったところから山田佐保子、名和晃平といった若手まで16人のアーティストの作品を一堂に集め展観した。
[7月31日(火) 原久子] |
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近作展26−からだへの瞑想 ローリー・トビー・エディソン |
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8/2〜9/2 国立国際美術館[大阪] |
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『親しい男性』のシリーズは男性が何もまとわず、それぞれの自宅の部屋で撮影に応じている。同じ写真の部分だけをトリミングしてフレームに入れたり、異なるサイズでプリントしたり。美術館での特にモノクロ写真の展覧会の場合、白と黒だけの世界になってしまうため、極度の緊張を強いられることがある。しかし、この展覧会はむしろ穏やかな空気に包まれていた。若々しい肉体、老いてたくさんの皺ができたカラダ。ローリー・トビー・エディソンは『大きな女性』シリーズも撮っているが、彼女のなかでのテーマの違いに起因するのだろうが、男性を撮った作品と女性を撮った作品とでは発せられるものが違う。作品とは関係ないが、ローリーの右腕には、紙に淡い色の水彩絵具がにじんだようなとても珍しい入れ墨がある。
[8月1日(水) 原久子] |
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THE LIBRARY 2001 アーティスト・ブックによる展覧会 |
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7/24〜8/5 ギャラリーそわか[京都] |
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恒例になったTHE LIBRARY展。今年の特徴は、ビデオ・ライブラリーのコーナーが設けられていたことだ。3台もモニターにはヘッドフォンがついていて、棚から好きなビデオをとってきて、みれるようになっていた。痛〜い感じのは、つい早送りにしてしまった。 9月15、16日に私の企画に出してもらう田尻麻里子のビデオもチェック。 animation soup(kiti)でもみた米正万也の作品がまた見れたので満足。
[8月4日(土) 原久子] |
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SUMMER IN THE CITY Flash Underground |
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8/4〜8/30 KPOキリンプラザ大阪 |
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会場の入口付近の壁にはまるでクラブかライブハウスのように、イヴェントのフライヤーがベタベタ貼られている。どのデザインもけっこう凝っていて、この壁を見ているだけでもかなり時間がかかってしまう。フライヤードラッグ・クイーンたちの写真を撮り続ける芳賀智子。いつも全身真っ赤な服に身を包みスキンヘッドのケン・ハマザキは、赤くした部屋で回顧展を。映像やグラフィックデザインなどを手掛ける集団が多く、なにわデジタル工務店、nextformなどのビデオ・プロジェクションも行なわれていた。大阪でもっとも賑やかな道頓堀のたもとキリンプラザの熱い夏物語……か?
[8月9日(木) 原久子] |
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