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The Best of 1997/1998
1997年のアートシーン/1998年のアートシーン

倉森京子 NHKエデュケーショナル「新日曜美術館」ディレクター
1997年のアートシーン

1――評価した展覧会/イベント/作品など
《写真とメディア�――肖像はいかに伝達されたか》(収蔵品によるテーマ展示、というもの)4/6~6/29 東京都写真美術館

「館蔵品」という制限の中で、このように後味が残る展覧会を見せていただけるなんて、と感激しました。(と書くと、「制限があるから評価するの?」ととられそうですが。)会場を出る時、何だか世界のいろんな見方を教わった気がしました。

2――活動が印象に残った人物
森万里子さん

“ヴェネツィア・ビエンナーレ”の「見果てぬ夢」という作品での、世界の切りとり方。今年は大活躍されましたが、この作品のように、はっ!とさせられる作品をもっともっと見せていただければ、と思います。

3――記憶に残った動向/トピックスなど
NHK「新日曜美術館」のたちあげ

(手前ミソなので書いてよいか分かりませんが……。)一応、「今しかできないことを」「血の通った言葉で語る」番組を……、というトライを続けております。応援下さいませ。
写真とメディア
《写真とメディアI
――肖像はいかに伝達されたか》

nmp.j 1997年7月24日号
ヴェネツィア・ビエンナーレ
●名古屋 覚


作品ガイド:ヴェネツィア・ビエンナーレ
●村田 真+名古屋 覚
1998年のアートシーン

1――期待する展覧会/プロジェクト/作品など
4月からの《森村泰昌展》 東京都現代美術館、京都国立近代美術館、丸亀市立猪熊弦一郎現代美術館

「美術史」シリーズがまとめて見られること、会場構成や演出にも工夫が凝らされること、周辺のギャラリーetc. をまきこんでの広がりを見せそうなことを伺い、可能性を感じております。

2――活躍が期待される人物
南蔦 宏さん(美術評論家)

そろそろ、展覧会のキュレーションなどなさる頃かと、期待しているのですが。

3――1998年はどのような変化があると思いますか
……すみません。予想できません。

願いとしては、「美術」が少しでも孤立していないものになっていてほしいと思うのですが……。






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