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The Best of 1997/1998
1997年のアートシーン/1998年のアートシーン

斎藤博美 フリーライター
1997年のアートシーン

1――評価した展覧会/イベント/作品など
《ジェームズ・タレル展――夢のなかの光はどこからくるのか?》10/10~12/7 埼玉県立近代美術館

あまりにもスケールの大きいこの作家の仕事「ローデンクレータープロジェクト」を美術でくくりきれるものかどうか……。確かに美世界の追求ではある。かなり感動した展覧会だった。

2――活動が印象に残った人物
文殊の知恵熱

新津市美術館で建物全体を使った観客参加型のパフォーマンス「トラベリング◎リングズ」が行われた。演劇でもショーでもない不思議なインパクトがあり、とにかく楽しかった。

3――記憶に残った動向/トピックスなど
国立博物館・美術館の民営化(2001年)

1998年のアートシーン

1――期待する展覧会/プロジェクト/作品など
『幻の湖』(東宝創立50周年記念映画 1982年)という、いろいろな意味でひどすぎて、すばらしい映画がある。不条理であきれるくらいのばかばかしさ、でも楽しいこの路線の映像・演劇作品が出てきてほしい。

2――活躍が期待される人物
ジェームズ・タレル

1999年中には「ローデンクレータープロジェクト」の第1段階が完成するという。

3――1998年はどのような変化があると思いますか
ポケモン現象のような刺激がアートで起これば、起爆剤になるかも……。
タレル01
ジェームズ・タレル「ソフト・セル」1992年

タレル02
ジェームズ・タレル
「ローデン・クレーター」1982年

写真:埼玉県立近代美術館

nmp.j1997年10月30日号
10月18日 文殊の知恵熱
村田 真のアート日記











nmp.j1997年12月25日号
大発明としての「ポケモン」
もうひとつのネットワークゲーム
●桝山 寛






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