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nmpリニューアルに際して

デザインも一新したnmpリニューアル日本語版第1号「nmp-j」を配信いたします。インターネットエキスポ時代からnmpにアクセスいただいてきた皆様の期待にもお応えできるバージョンアップ! と内心自負しております。昨年暮れからリニューアル作業に着手し、インターネットエキスポでのさまざまな貴重な体験を踏まえながら、いかにすれば時流に即したサービスと魅力ある内容を継続的に提供できるか協議を重ねて参りました。その結果、ホームページに着目した媒体としてのメディア認識からシステムとしてのインターネットそのものに改めて視点を置き、手段としてのメディア認識へと意識を移行させる事により、新しい事業イメージを獲得することができました。それは、私たちの活動をただ単に1ホームページを開設するといった理解ではなく、<nmp>を一つの放送局に見立てることにより、それぞれのフレームを独立した番組として積極的に捉えたマルチ・チャンネル化したサービスを行なおうとする着想です。
 <nmp>は、大きく3つのフレームで当面展開をいたします。一つが日本語フレームの「nmp-j」。もう一つが、英語フレームの「nmp-International」(こちらは「nmp-j」より1週遅れでサービスを開始いたします。以後、交互に隔週で更新を行なって参ります)。この二つのフレームの内容は必要に応じて相互乗り入れもいたしますが、基本的にはそれぞれは独自の編集方針によって製作されます。日本語ページはご覧いただいたような構成でスタートしました。一方の「nmp-International」は日本のアート状況を積極的に海外に紹介することを目的としています(これまでの日本語翻訳版ではありません。是非、こちらのページにも立ち寄って頂けたらと思います)。さらに、「コンテナーシップ」といったインターネットの中を表現世界とするアート・プログラムの製作をイギリスのアーティスト・チームと共同で行なっています。このコーナーの本格的なリリース開始は10月中旬を予定しています。これから徐々に「nmp-j」「nmp-International」「コンテナーシップ」共に、各コーナーを充実させ本数も増やしていきたいと考えております。もちろん社会的インフラの整備に伴った適正なコンテンツ・ボリュームに心を配りながら質的な向上を心がけていきたいと思っております。
 「nmp-j」のリニューアル号第1弾は、いただいたお休みを利用して強力取材を敢行した海外展の速報からはじめました。
これからも、アートの力を信じる人々に信頼にたる内容でお贈りしたいと思っています。

森 司(nmp監修者)


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