東京藝術大学大学美術館にて、芸術資源活用プロジェクトにおいて、東京藝術大学(旧東京美術学校、旧東京音楽学校)の記録文書、大学史関連資料を調査した研究成果を発表する展覧会が開催されます。

中国人留学生、卒業生を中心に1年半の調査期間を経て、東京藝術大学における中国人留学生の年表が作成されました。1911年に卒業した李叔同から始まり、東京藝術大学への中国人留学生が日本と中国の文化交流の促進にどのように寄与してきたかが明らかになります。また本プロジェクトの着想のきっかけでもある『近代東アジア美術留学生の研究―東京美術学校留学生史料』(吉田千鶴子著、ゆまに書房、2009)の研究を継承し、後世に伝える役目を果たす取り組みでもあります。

大学美術館陳列館では、現役中国人留学生、卒業生の優れた作品が集められ、一般公開されます。日中相互の文化交流をはじめとして、中国人留学生たちが日中友好の架け橋として活躍してきた歴史を振り返り、これからの未来へと繋いでいくプロジェクトです。

会期:2024/08/03(土)〜 2024/08/11(日)
会場:東京藝術大学大学美術館 陳列館1、2階(東京都台東区上野公園12-8)
開館時間:10:00〜18:00(入場は閉館30分前まで)
入場料:無料
主催:東京藝術大学 芸術情報センター
問い合わせ先: TEL:ハローダイヤル 050-5541-8600
公式サイト:https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2024/08/chinese-students.html