東京・江東区の「Studio 04」にて、歴史の地層を探りながら、ごみとわたしたちの関係を捉えなおす展覧会「現代・江東ごみ百鬼夜行」が開催されます。

江東区は、江戸時代より、首都圏のごみを埋め立ててつくられた土地。以降、大火や関東大震災、東京大空襲などの災禍によって発生したがれきが、造成に使われることもありました。百鬼夜行で練り歩く「つくも神」は、長い年月を経て魂が宿った古道具たちのこと。人間たちは、捨てた道具たちに恨まれる怖さを感じていました。わたしたちは、「もったいない」という感覚をひとつのヒントとして捉えます。

この展示では、能登半島地震の被災地域で実践されている「がれき」をエネルギーに変える取り組みや、東日本大震災の復興のために「埋め立て」を経験した地域の語りも紹介されています。

関連イベント

■ごみのおばけづくりワークショップ
みんなの家の「ごみ」を持ち寄って、おばけをつくります。お子様といっしょに楽しめるプログラムです。
日時|10/5(土)第1回 11:00~12:30/第2回 14:00~15:30
語り|瀬尾夏美(NOOK)
ファシリテーター|関優花(アーティスト)
参加費|無料 *予約不要。直接会場へお越しください。
持ち物|ご家庭で出た「ごみ」を清潔に洗った状態にしてお持ちください。「ごみ」がなくてもご参加いただけます。

■ギャラリーツアー(全2回)
展覧会をより楽しんでいただけるよう展示について解説しながら、会場をご案内します。会期中に2回開催します。
日時|第1回 2024/10/26(土) 14:00~16:00
案内人|瀬尾夏美(NOOK)、磯崎未菜(NOOK)
日時|第2回 2025/1/12(日)14:00~16:00
案内人|瀬尾夏美(NOOK)、磯崎未菜(NOOK)、中村大地(NOOK)
参加費|両日とも無料 *予約不要。直接会場へお越しください。

■トークイベント「能登のいまを聞く」
哲学者の永井玲衣を聞き手に迎え、ゲストの二人に能登半島の現在について話を伺います。
日時|2024/11/6(水)19:30~21:30
ゲスト|西海一紗(映像作家、珠洲市在住)、本多美優(一般社団法人くくむ共同代表、能登半島地震募金プロジェクト「ノトアリテ」企画・デザイン、NPO法人共存の森ネットワーク理事)
聞き手|永井玲衣(哲学者)
参加費|2,000円
定員|30名(先着順)
申込締切|11/4日(月・休)
*詳細はこちらをご覧ください。

■てつがくカフェ04 テーマ「もったいないってなんだろう?」
妖怪伝承などを研究されている飯倉義之に、日本古来からある「もったいない」という感覚について話を伺い、集まった人たちと対話しながら、自分が感じたこと、考えたことをゆっくりと言葉にしていきます。
日時|2024/12/14(土)15:00~18:00
語り|飯倉義之(國學院大學教授、口承文芸学)
ファシリテーター|八木まどか(NOOK)
参加費|1,000円
定員|20名(先着順)
申込締切|12/12(木)
*詳細はこちらをご覧ください。

会期:2024/9/28(土)~2025/1/12(日) 火・金・土・日曜日のみオープン
開館時間:火曜、金曜/13:00〜20:00、土曜、日曜/11:00~18:00
会場:Studio 04(東京都江東区大島4-1 大島四丁目団地1号棟1階106)
休室日:2023/12/29(日)~2025/1/3(金)
入場料:無料
主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人NOOK
問い合わせ先:一般社団法人NOOK
E-mail:karoku.nook@gmail.com
公式サイト:https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/events/69208/