大分・別府大学附属博物館にて、国立療養所 菊池恵楓園絵画クラブ金陽会の作品展「『知らない』を観に行こう。」が開催されます。
国立療養所菊池恵楓園絵画クラブ金陽会は、全国に13ヵ所ある国立ハンセン病療養所の中でも最大規模の療養所である、菊池恵楓園(熊本県合志市)で1953年に発足した絵画クラブです。特定の師を持たず、独学で描かれた作品の数々は950点以上にもおよびます。
長年にわたり培われた表現の中には、病と向き合いながら生きた日々や、社会における隔離政策の中での想いが静かに映し出されています。
今回の作品展を通じて、今なお続いているハンセン病患者への偏見や差別に対する理解や人権に関する意識を深める機会へとつながることが期待されます。
関連イベント
■講演「金陽会の作品を通して伝えたいこと」
企画者の藏座江美(別府大学卒業生)が金陽会の作品の魅力について語ります。
日時|5/20(火)14:40〜16:10
会場|メディアホール
定員|100名程度
講師|藏座江美
会期:2025/05/20(火)~2025/06/01(日)
会場:別府大学附属博物館 別館 佐藤義詮記念館2F ギャラリーホール(大分県別府市北石垣82(別府大学18号館))
開館時間:9:00~16:00 *5/24・5/31は13:00まで
休館日:5/25(日)
入場料:無料
問い合わせ先:別府大学附属博物館 TEL:0977-27-6116
公式サイト:https://www.beppu-u.ac.jp/event/国立療養所-菊池恵楓園絵画クラブ金陽会-作品展『/
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