2024年度第I期アーティストの国際発信支援プログラムで採択された国際展における展示の様子。 上段左から、山下麻衣+小林直人(バンコク・アート・ビエンナーレ2024)、潘逸舟(第11回アジア・パシフィック・トリエンナーレ)下段左から、ミヤギフトシ(2024釜山ビエンナーレ)、志賀理江子(アルル国際写真フェスティバル2024)

国立アートリサーチセンターにて、「アーティストの国際発信支援プログラム」2025(令和7)年度第Ⅱ期の募集が行なわれています。

世界各地で開催されるビエンナーレやトリエンナーレなどの国際芸術展は、アーティストにとって重要な作品発表の場であり、日本の現代美術の国際的な認知度向上に繋がる貴重な機会です。2024(令和6)年度よりスタートした本プログラムでは、日本国外で開催される国際芸術展に日本のアーティストが参加する際の費用の一部が、主催団体によって支援されます。

応募期間は、2025年7月31日(木)まで。詳細は下記および公式サイトをご覧ください。

<国立アートリサーチセンター(NCAR)>
NCAR(センター長:片岡真実)は「アートをつなげる、深める、拡げる」をミッションに、情報収集と国内外への発信、コレクションの活用促進、人的ネットワークの構築、ラーニングの拡充、アーティストの支援など、日本の美術館活動全体の充実に寄与する活動に取り組んでいる。

応募要項

■募集期間
2025/6/13(金)〜2025/7/31(木)(応募受付は、日本時間の23:59まで)
*申請者はアーティストではなく、海外の国際展主催者となりますのでご注意ください。
*詳細はこちらをご覧ください。

■支援内容
日本のアーティストが参加する国外開催のビエンナーレ、トリエンナーレ等国際芸術展の主催団体に対し、経費の一部もしくは全額を支援する。アーティスト一人につき350万円、複数の日本のアーティストが参加する場合は国際芸術展1つにつき700万円を支援上限額とする。

■支援の対象となる事業(およびその開催時期)
日本のアーティストが参加し、国外で2025年12月以降に開幕し、2026年11月末までに終了する国際芸術展であって、一定の活動実績(新規設立団体の場合は、堅実な事務局体制)があり、国際展のテーマやアーティストの選定に独自性が認められるものを支援対象とする。 「日本のアーティスト」とは、国籍や拠点を問わず、日系、あるいは日本から他国へ帰化したアーティスト、および物故者を含む。

■申請資格
日本のアーティストが参加し、国外で開催される国際芸術展の主催者であり、独立した事務局体制と会計組織を有し、かつガイドライン記載事項を遵守できる団体。
*詳細はこちらをご覧ください。

■結果通知
審査結果は2025/9/30(火)までに通知

問い合わせ先:国立アートリサーチセンター 国際発信・連携グループ
E-mail: supportprogram@artmuseums.go.jp
公式サイト:https://ncar.artmuseums.go.jp/events/globalnetworking/artistsupport/post2025-2384.html