東京・東條會館写真研究所にて、写真家・外山リョウスケの展示「Tempusgraph_拡張する写真の地平」が開催されます。

写真が生まれるより遥か昔、人々は光が描く自然現象に驚き、感動し、そこに知性と想像力を働かせてきました。AIの台頭によって視覚表現のあり方が揺らぎつつある現代において、外山リョウスケは、写真の原点とも言える「光の現象」へと立ち返ります。その探究の中で、時間の姿を写しとる独自の技法《Tempusgraph(テンプスグラフ)》を発見・命名しました。

Tempus は「時間」、graph は「描く」を意味します。本展では、この技法を軸に、写真という表現の過去と未来の地平を見つめ直すことを試みています。

<外山リョウスケ>
1980年東京生まれ。2008年に工芸を継ぐ職人のポートレイト『種』を撮影して以降、手作業が生み出すモノとして強い写真を作るべく、写真史を遡りながら、光・時間をテーマに古典技法を取り入れた作品制作をしている。

関連イベント

■Tempusgraphを紐解く暗室体験
外山リョウスケによるTempusgraphの制作方法とその意味を解説します。実際に撮影を行ない、暗室での現像/プリントを通じて、像が現われる様を楽しみます。
日時|8/30(土)10:00〜12:30(予定)
会場|東條會館写真研究所
定員|10名(要予約)
*詳細はこちらをご覧ください。

■星空とレンズのワークショップ(仮)
レンズを用いて皇居に浮かぶ月や星の光で遊びながら、光の不思議を楽しみます。
日時|9/9(火)19:30〜21:00(予定)
会場|東條會館写真研究所
定員|10名(要予約)
*詳細はこちらをご覧ください。

会期:2025/7/11(金)~2025/9/15(月・祝)*金・土・日・祝
会場:東條會館写真研究所(東京都千代田区麹町1-6-12)
開館時間:13:00〜19:00(入場は閉館30分前まで)
入場料:無料
主催・運営・企画:株式会社東條會館
公式サイト:https://photo-lab.tojo.co.jp