展覧会カタログ、アートやデザインにまつわる近刊書籍をアートスケープ編集部が紹介します。
原田裕規:ドリームスケープ

監修:長野県立美術館
執筆:原田裕規、山下樹里、鈴木幸野、松井正、木下守、山口修一、松澤久美子
発行:this and that
発行日:2025年3月30日
サイズ:186×123×9mm、128ページ
「公開制作vol.4 原田裕規 ドリームスケープ」を実施するにあたって、その準備段階から実際の公開制作の様子、「NAMコレクション2024第Ⅲ期 もうひとつの風景」との関わりと展示の記録、風景表現と印刷技術に関わる方々へのインタビューやコラムなどを収録し、原田が「夢のような風景」を追った旅の様子を凝縮しました。
[発行元ウェブサイトより]
抽象表現主義──戦後ニューヨークの前衛芸術家たちはいかにして自分たちの歴史を自分たちで作ったか

著者:大島徹也
発行:水声社
発行日:2025年6月25日
サイズ:A5判、396ページ
美術学校運営、討論会、抗議運動、集会所設立、展覧会企画……ときに対立しながらも芸術家たちが自主的に取り組んだ、知られざる集団活動。その考察を通して、新たな抽象表現主義像を提示する!
[発行元ウェブサイトより]
異説ダダ・シュルレアリスム

著者:塚原史
発行:水声社
発行日:2025年6月25日
サイズ:A5判、472ページ
破壊と否定の末に反芸術を体現したダダ、愛と革命にすべてを賭けたシュルレアリスム――そんな通説を問い直し、彼らの真の息吹を新たに感知すべく、ツァラ、ブルトンらの知られざる実像に光をあて、現在形で展開を続けるレトリスムに注視する……百年の時を経てなお謎を秘めたアヴァンギャルド再入門のための、過激なガイドブック。
[発行元ウェブサイトより]
建築家・内藤廣 赤鬼と青鬼の場外乱闘

著者:内藤廣
発行:グラフィック社
発行日:2025年7月8日
サイズ:四六判、288ページ
’23島根と’25渋谷の2つの内藤廣展をつなぐストーリーが書かれた「BUNGA NET」の連載「赤鬼・青鬼の建築真相究明」の書籍化であるとともに、初期の「住居No.1 共生住居(1984年)」「海の博物館(1992年)」から「東京メトロ銀座線渋谷駅(2019年)」「紀尾井清堂(2020年)」、最新作「Kミュージアム(2025年)」までの代表作が並ぶ小さな作品集と、貴重な手帳も厳選して収録。
[発行元ウェブサイトより]
当事場をつくる──ケアと表現が交わるところ

著者:アサダワタル
発行:晶文社
発行日:2025年7月25日
サイズ:四六判、264ページ
支援される側と支援する側の垣根を飛び越えるべく、音楽表現を軸にした多彩な活動を繰り広げてきたアーティスト。しかし、勤務先の障害福祉施設で重大なハラスメント事件が発覚。「豊かな日常」を支えるはずの福祉現場にはびこる権力・暴力に直面したとき、何ができるのか? 葛藤し続けた先に著者が見出したのは、〈場〉づくりの重要性だった。
社会の「当たり前」をゆさぶってきた著者が、自身もゆさぶられつつ綴った、福祉・アートについての体験エッセイ。
[発行元ウェブサイトより]
災後テレビドラマ論 ──震災後・コロナ禍後をどう描いてきたのか

著者:米倉律
発行:青弓社
発行日:2025年7月30日
サイズ:四六判、256ページ
本書では、大衆的な娯楽でありながらも社会問題を取り上げるジャーナリズム的な側面をもち、当事者たちの経験や心情を具体的に伝達する力に長けたテレビドラマに注目し、震災やコロナ禍の表象を分析する。
[発行元ウェブサイトより]
日本万博全史

著者:夫馬信一
発行:左右社
発行日:2025年7月31日
サイズ:A5判、350ページ
昭和100年、いま振り返る万博の歴史
人は〈万博〉に、どんな夢を見るか
「ビッグイベント=発展の原動力」というモデルが、いかにしてレガシーを築き、そして時代が変わった令和においても信奉されるに至ったのか──開催目前で挫折した1940年万博計画から、令和の大阪関西万博まで。日本人と〈万博〉のカオスな100年史。
[発行元ウェブサイトより]
仮面考

著者:今福龍太
発行:亜紀書房
発行日:2025年8月8日
サイズ:四六判、416ページ
社会を泳ぎわたるために「素顔」を覆い隠し、 偽りの「仮面」を付けて生きるという幻想。 うわべの自己同一性を悲壮な覚悟で抱えた現代人に 〈わたし〉の自在な変身可能性を呼びかける スリリングな思索の試み。
[発行元ウェブサイトより]