名古屋城を舞台にしたアートプロジェクト「アートサイト名古屋城」が開催されます。

「アートサイト名古屋城」は、名古屋城が取り組んでいる「保存・活用」に着目して2023年より開催されてきました。3回目を迎える今年のコンセプトは「結構のテクトニクス」。最善を尽くして制作された芸術作品(=結構)の根本的な構造表現の美(=テクトニクス)を堪能できる場を生み出します。

フレスコ画の技法を軸に古典から現代まで、さまざまな描画技法を探求してきたアーティスト・川田知志が、本丸御殿の美しい建築構成と障壁画をリサーチし、大型絵画を交えた屋外インスタレーションを構想。日本建築が移築されることや襖絵も切り取られて移動されることを踏まえ、フレスコ画を引き剥がすストラッポの技法を用い、独自の解釈のもと本丸御殿を写しとります。

<川田知志>
2013年京都市立芸術大学大学院絵画専攻修了。京都府在住。 時代ごとに変化する建築と空間芸術の関わりを、フレスコ技法を軸にした壁画の制作、解体、移設により可視化する作品制作を行なう。主な個展に「Techne for the public」京都市京セラ美術館ザ・トライアングル(2024)、「彼方からの手紙」アートコートギャラリー(2022、大阪)など。

関連イベント

■10月12日(日)
トーク1「川田知志のテクトニクス」
トーク2「御深井焼のテクトニクス」
■10月13日(月・祝)
パフォーマンス「SOUND OF AIR 精油蒸留の実演」
■10月18日(土)
トーク3「樹木医から診る名古屋城のカヤの木2025(精油蒸留の実演付き)」
■10月19日(日)
パフォーマンス「サウンドのテクトニクス」
*詳細はこちらをご覧ください。

会期:2025/10/11(土)〜10/19(日)
会場:名古屋城 御深井丸(愛知県名古屋市中区本丸1−1)
作品観覧時間:10/11(土)〜10/17(金)|10:00〜19:30
10/18(土)、10/19(日)|10:00〜16:30
観覧料:大人=500円、中学生以下=無料
プロデューサー:野田智子(Twelve Inc.) 
キュレーター:服部浩之
コミュニケーションプログラムディレクター:山城大督(Twelve Inc.)
主催:名古屋市
問い合わせ先:名古屋城総合事務所 TEL:052-231-1700
公式サイト:https://nagoyajo.art